CBR600RR ('12) セミフルパワー化①
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インジェクションセッティングとGROMの人ハッシーです
今日もCBR600RRのセミフルパワー化のご依頼を
頂きましたのでそちらを書いて行きます
今回は国内仕様2012年式でサーキットを走った際に
スピードリミッターが効いてしまったり、パワー感が
無くて加速するのも一苦労という事なのでセミフルを
行ってサーキットでも十分楽しめる車両に変えて
行こうと思います
まずは外装を外して吸気系を開放していきます。
国内仕様の細いファンネルでは600ccに必要な空気が
確保できない為、パワーがかなり抑えられてしまいます
大きいファンネルに変えてエンジンに多くの空気が
入るようにします
合わせてエアクリーナBOXの入り口が片側だけ
塞がっている状態なのでコチラも塞いでいる
蓋を外してあげます
吸気系の開放が完了したら次は燃料を調整する為、
パワーコマンダーを取り付けて行きます。
国内ECUはあくまで細いファンネルで入ってきた
少ない空気に合わせて燃料を計算しているので
吸気系のみを開放した場合、全域で薄くなってしまい
結果ノーマル状態よりもパワーがなくなったり、
ガソリンが適切でないとガソリンの熱を奪う作用が
減ってしまいエンジンを壊すリスクも増えてしまいます
逆車のECUを入れて燃料を増やす方も
いらっしゃいますがこれもあくまで輸出する
国の気候、燃料に合わせて調整しているので
逆車が日本の気候、燃料で走った場合でも
かなり濃い状態なのでセミフルでは更に濃くなって
セミフル本来のパワーが発揮されません
パワーコマンダーを取り付けてインジェクションセッティングを
行えば現在の状態に合わせて燃料を整えることが出来るので
不調も無く安心して車両に乗る事が出来ます
パワーコマンダーは車種事によって取り付け方が
違うので英語の説明書を良く読んで間違えないように
取り付けます
CBR600RRの場合はメインインジェクターと
アクセル開度を検知するTPSカプラーに割り込ませて
取り付けます。
必ず取り付けた後はパソコンに繋いでエンジンを
かけて正常にアイドリングするか?
パワーコマンダーに異常が出ていないかチェックします
異常に気付かないで走っていた場合、
車両、パワーコマンダーどちらも壊してしまう
事もあるので問題が無いか細かく見て行きます
問題が無ければ最後にスピードリミッターを取り付けて行きます
取り付けも先ほどのパワーコマンダーのように
スピードセンサーとメーターカプラー付近に
ある1Pカプラーに割り込まして取り付けます
本体はフレームに固定してその後スプロケットを
交換している場合は誤差表示を取り除く機能も
付いているので付属のコントローラを使って
調整していきます
セミフルに必要な部品の取り付けは全て終わりましたので
残るはインジェクションセッティングを行えば作業が
完了になります
次回はこの続きを書いて行こうと思います
今日はこの辺で失礼します
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