CBR1000RR(SC57) セッティング④
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M岡です。
マフラー交換などで崩れてしまった燃料バランスを整えるべく、インジェクションセッティングを行いましょう!
バランスが崩れると、エンジンに悪影響が出るだけではなく、何よりも乗り難さとして現れます。
調整後は、スロットル操作に対して、車体が素直に反応してくれますよ。 (^^♪
CBR1000RR(SC57)
パワーコマンダーⅤ インジェクションセッティング
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前回のスロットル100%では、「かなり濃い」状態でした。
他のスロットル開度も、ほぼ濃い状態なのが確認できました。
燃費も、あまり良くなかったのでは?
スロットル開度60%
青:調整前 赤:調整後
下段、空燃比グラフ。
調整前は低回転~高回転まで、濃い範囲(ターゲットラインの下)をナミナミしながら、走っているのが分かります。
標高の高い場所を走ると、気圧・空気密度の変化で、もっと濃いバランスへ向かいます。
インジェクション車とはいえ、そのズレは生じます。
安心して乗っていただくためにも、調整が必要です!
グラフの軸を「回転数」から「時間」へ変更して、
加速の変化を確かめます。
下段グラフを「空燃比」から「速度」に変更。
計測開始10秒後に207km/hだったのが、214km/hまでアップ。
上段のパワーカーブも、谷が緩やかになっているのが確認できました! (^o^)/
スロットル開度10%
*町中走行時や、グッとアクセルを開く際等とにかく良く使う範囲ですね。
青ライン(調整前)は、大きな波になっています。
ギクシャク感・ドン付き感(車体挙動の不安定)に繋がります。
シッカリ整えることにより、車体が安定してスムーズなライディングが可能になります!
グラフ軸を変更して加速の確認。
空燃比バランスを整えると、スロットル一定走行でも加速(スピード)に違いが出てきます。
作業完了後の試運転では、明らかにスロットル操作に対しての「応答性」の良さを感じることが出来ました!
シャープに加速すようになりましたね~。
乗りやすくなったCBR1000RRで、峠ライディングをお楽しみください! !(^^)!
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パワーコマンダーを取り付けたがNoセッティングの方、自分でやってみたけど調子がイマイチでお悩みの方など、
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