DLCで低フリクションを実現!
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M岡です!
だんだん暑さが和らいできた気がします。
今回は以前から作業しているモンキーRのエンジンです。
実はお客様からのテーマを頂いていまして、それはフリクションの低減なんです。
フリクションは必ず存在します。それを可能な限り少なくする訳です。
例えばエンジンの組み方次第でもフリクションが増えてしまうかも・・・。
そして、部品の精度が悪くても増えてしまいますね。
まだまだフリクションが増える原因は存在します。
ですがフリクションが増える原因を知っていれば、いろいろな対応ができる訳です。
部品が黒くなっているのが解りますか?
これはダイヤモンドライクカーボン(DLC)と言って硬さと滑りを兼ね備えた金属表面のコーティングなんです。
簡単に言えばエンジン内部で擦れ合う部品を良く滑るようにコーティングしてフリクションの低減を狙う訳です。
メーカーのデーターですとカムとリフターの摩擦抵抗低減により燃費を2%向上させたとか。
かなり有効な手段ですね!
実際に部品にオイルを付けて滑りをチェックするとツルンツルン!
驚きです。
幻のパーツ泉モータース製のガイドローラーです。
ベアリングが内蔵されています。
ベアリングもフリクション低減には欠かせないアイテムですね。
どんなエンジンが出来るのか楽しみです。
シリンダーヘッド、シリンダー、クランクケースを修正面研して精度も出しました。
メーカーが作る部品も精度は良いのですが、今回はさらにその上の精度を狙ってフリクションの低減に繋げます。
新品のヘッドですが、しっかりバルブの当りのチェックと拘りの修正を施します。
バルブスプリングの座面の当り出しもしておきました。バルブスプリングも真っ直ぐに立たなければ座屈してしまいます。
本当に細かい事の積み重ねです。
そして、これがバランスチューニングなんです。
目には見えない事だらけですが、きっと良い結果が出ることを信じて進めます。
またアップします。
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