CBR600RR('09) セミフルパワー化②
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インジェクションセッティングとGROMの人ハッシーです
今日も先週の続きでCBR600RRのセミフル化を書いて行きます
先週でセミフルに必要な部品の取り付けは終わり、
シャーシダイナモまで乗せましたので直ぐに
インジェクションセッティングを開始します
車両をシャーシダイナモで軽く走らせて一通りチェックをして
パワーコマンダーのセットアップを行います
問題が無い事を確認してからセッティングの為、
現在のパワー、トルク、空燃比の状態を
アクセル全開で計測していきます
計測したデータがコチラです。
計測したデータは馬力が90PSと結果が出ました
ただ、空燃比はお約束ですがかなり薄い状態なのが
確認出来るのでココからパワーコマンダーで補正を
掛けて空燃比を整えて行きます
調整が終わったデータがコチラになります。
青が調整前 赤が調整後です。
薄くなっていた空燃比が綺麗に整えられた事によって
馬力も6PS程上がって最終的に96PSまでパワーアップしました
マフラーの影響もありますが逆車の馬力は後輪出力で
約100PSぐらいと考えると逆車にも迫る結果になりました
折角なので今回のデータを逆車のデータと比べてみたいと思います
青が調整前の逆車データ 赤が今回施工した車両です。
セッティングを行っていない事もあり、施工したセミフルの
車両の方が13000rpmまでパワーが勝っている結果になりました
当然ですが逆車の空燃比はかなり荒れてしまっているので
整えてあげれば逆車も更にパワーは上がってきます
調整したデータはコチラになります。
青が逆車 赤がセミフルパワーです
先程のデータでは13000rpmまでセミフルが勝っていたのが
調整後は11000rpmまで回転数が下がって逆車の馬力も
5PS程セッティングのみでパワーアップしていました
CBR600RRはカムの特性で低、中回転でパワーが出る国内カム、
高回転でパワーが出る逆車カムと二つのカムで車両の特性を
大きく変化する事がこのデータから確認出来ます
他の調整部分も調整を行っておかしな所がなければ
インジェクションセッティングの作業は完了です
シャーシダイナモから降ろして外装を取り付けて
試乗によって実際の変化が感じられるか確認し、
問題無ければセミフル化作業は完了になります
国内車両は逆車と比べて馬力を規制されている為、
本来のパワーを発揮する事が出来ません。
当店のセミフル、フルパワー化は国内車両が抑えているパワーを
開放する事により大きくパワーアップをする事が出来て、
インジェクションセッティングにより走りやすさも
同時に実現する事が出来るプランになります。
これからセミフル、フルパワーを検討しているけど
どちらを選んだらいいのか分からない!!という方も
ご相談頂けたらお客様に合った施工をお客様と一緒に
考えさせて頂く事も出来ますのでお悩みの方は
お気軽にハッシーまでご相談頂けたらと思います
今日はこの辺で失礼します
グロムのパワーアッププランを
始めました!!
125ccのままパワーアップするプランや更にパワーを
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