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アフリカツインセッティング②
こんにちは。
増岡です。004.gif


いつも、ノザワホンダのブログをご覧いただきありがとうございます。!(^^)!



CRF1000L (SD04) アフリカツイン
インジェクションセッティング


インジェクションセッティングとは?
どんなオートバイも、マフラー交換をすると空燃比(燃料/吸入空気バランス)はズレてしまいます。
そして車種によっては、排気ガス規制・燃費重視の為に、低開度域の空燃比を強制的に薄めへ制御されているゾーン(クローズドループ)があります。
気持ち良く乗るためやエンジンへの負担を減らすために、空燃比を測定・調整してバランスを整える作業です。

まずはパワーコマンダーⅤ(サブコン)を導入して、現状の空燃比データーを測定しズレを把握します。
そのズレを整える事によって、エンジンへの負担軽減乗りやすさの向上(ストレスなくアクセルを開けていけるようになる)・パワーアップトルクアップが可能になります!!


今回は、ホンダの人気車種「CRF1000L アフリカツイン」です。
前回の記事"アフリカツインセッティング①"は、こちら
アフリカツインセッティング②_e0114857_882543.jpg


スロットル開度100%
 *グラフクリックすると大きくなります
:調整前  :調整後
全開領域では、燃料バランスは濃い(燃料多い)方向にズレが生じています。
マフラー変更によって生じたズレですね~
スロットル100%全開は、そうそう使うことは無いと思いますが、
高速道路などの追い越し加速時など、たまに使用しますよね。
調整することによって、鋭く加速するようになりますよ~
アフリカツインセッティング②_e0114857_19103136.png



クローズドループ領域の調整
街乗りで多く使うスロットル開度では、マフラーのO2センサーからの信号でECUが強制的に空燃比(14~14.7)へ合わせるようにしています。
排気ガス規制(触媒の活性化)や燃費重視のためなのですが、
それこそが、パワー・トルク感が少なく感じてしまう要因なのです。
ここの領域を調整することによって、発進時の出だしや街乗り走行に大きな違いが生まれるのです!


特に今回は、1000ccと思えない加速の悪さと伺っているので、セッティングによって大きく改善できると思います。
スロットル開度20%
:調整前  :調整後
調整前はO2センサーが働いているクローズドループ領域で、とても薄くなっています。
調整後はパワー・トルク共に、大幅にアップ!!
アフリカツインセッティング②_e0114857_19104970.png



スロットル開度10%
:調整前  :調整後
街中で常用するスロットル開度ですが、大幅にパワーアップしていますね!
乗り易く、パワーアップも感じていただけると思います。
アフリカツインセッティング②_e0114857_19105875.png



スロットル開度全域で測定・調整を繰り返して、バランス良く燃料MAPを作成してセッティング完成しました!!
調整前後での試乗した乗り味は、ベツモノ!
出だしからトルクを感じて走っていただけるようになったと思います。

CRF1000Lのインジェクションセッティング、
おススメです!

お待たせいたしました。



後日、K様からもコメントをいただきました。
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感想としては、先日の帰りの高速とまだ街乗りしかしてないのですが、
データのように低中速のトルクがアップし、かなり軽くなったように感じます。
レスポンスもよくなったと実感しています。
前は早いのか遅いのかわからない、ややもっさりした感じがありました。

素人の感想ですが、満足しています。
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うれしいコメントいただきました。
ご依頼ありがとうございました。
アフリカツインセッティング②_e0114857_8164870.jpg




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アフリカツインセッティング②_e0114857_932578.jpg

by nozawakojo | 2017-12-27 10:25 | シャーシダイナモ
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