CBR600RR 逆車 INJセッティング③ ‼
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こんにちは。増岡です。
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CBR600RR 逆車 インジェクションセッティング
低中開度セッティング
&クローズドループ解除③ ‼
CBR600RR(PC40逆車)インジェクションセッティング
シャーシダイナモでインジェクションセッティング作業を進めてまいります~
今回のオートバイはCBR600RRの逆車‼
O2センサーの役割としては、排気ガスから空燃比を読みとりますECU(コンピューター)へ信号を送っています。
読み取った数値が、排気ガスをクリーンにする空燃比(空燃比14~14.7)から外れている場合には、瞬時にECUが燃料噴射を調整して排ガスクリーンな領域に合わせるようにしています。
世界中の環境問題に対応するべく、ECOな機能を装備しています。
排ガスクリーンな空燃比は、パワー・トルクが細くなってしまうのです~
そして、この機能が働く領域を”クローズドループ”と言い、メーカー・車種によって異なります。(スロットル開度・回転数・ギアetc)
O2センサーが付いているオートバイのインジェクションセッティングを行うにあたり、ECUが強制的に空燃比(14~14.7)をセットする“クローズドループ領域”をどうセッティングするかがキモになると思います。
*主にスロットル低中開度の、良く使う範囲にクローズドループは存在します(排ガスクリーンのため)*
スロットル開度10%
ばっちり、クローズドループ範囲に入っています‼
O2センサー機能をキャンセルさせECUの介入を止めて、インジェクションセッティングです~
運転している時に良く使うスロットル開度10%で、ここまでの数値の変化が出てきました~
セッティング前後の違いを十分体感していただけると思います‼
調整前 調整後
ここまでスロットル開度が空いていると、クローズドループ範囲外ですね。
しかし、空燃比が薄~い‼
調整後には、変な谷も消えてモリモリです。
調整前 調整後
作業は続きます。
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