2010 CBR600RR逆車セッティング その2
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こんにちは。増岡です。
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2010 CBR600RR(PC40) 逆車
限定カラー車をインジェクションセッティング その2 ‼
2010 CBR600RR(PC40)逆車 インジェクションセッティングの続き。
シャーシダイナモ上で、現車の”空燃比”を計測・サンプリングしながら走行を繰り返し、現状を把握した上で、パワコマ5で燃料バランスを調整・補正していきます~
1台1台車両のコンディションは異なりますので、空燃比の状態(乱れ方)も異なります‼ *圧縮、吸気圧、INJコンディション、燃圧、マフラー・・・コンディションの違いを言い出したら切りありません*
サブコンメーカーの配布MAPやECU郵送書換えで完調にならないのは、こういった理由もありますね。
アクセル開度 100%
赤ライン:調整前 青ライン:調整後
グラフ下段の空燃比ライン、調整前(赤ライン)は、なかなか良い感じな空燃比推移を辿っています。
ノーセッティングで、サーキット走行するのに使用する高回転域の乱れは少な目ですね‼
しかし気になるのは、
6000~8000rpmの範囲が「薄め」に出ているところ。
コーナーによっては、立ち上がりでこの範囲に入る事もあるかな???
より良い状態へ変化させるため、整えます。
赤ライン:調整前 青ライン:調整後
このアクセル開度も、高回転域は良い感じですが・・・
やはり、6000~9000rpm付近が「燃調薄め」です。
これまた、コーナーを脱出する回転数域ですね。
グラフは、アクセル開度を固定して計測をしています。
実走で、アクセル急開した瞬間、一瞬燃調薄くなります。
なので実際はもっと薄く出るはず‼
薄いとバイクは良い加速をしてくれません。
折角、高回転の燃調は合っているのに、そこまでの繋がりが悪く、勿体ない。
整えます‼
セッティング前後で、パワー・トルク値はそれほど変化ありませんが・・・
次のグラフ(加速)で、その変化を見て下さい‼
アクセル開度 60% 加速
赤ライン:調整前 青ライン:調整後
インジェクションセッティング前後のパワー・トルクは、それほど変化ありません。
しかし、燃調を整えると回転上昇(吹け上がり)が改善されて、良い加速をしてくれます‼
レブまで回る時間が、1秒も改善されました‼
もたつきなくエンジンが吹け上がっていきます。
そして街乗りでも、気持ちの良い加速を体感していただけます‼
作業は続きます。
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