ストリートツイン セッティング その3
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こんにちは。増岡です。
いつも、ノザワホンダのブログをご覧いただきありがとうございます。
トライアンフ ストリートツイン
インジェクションセッティング その3 ‼
トライアンフのインジェクションセッティングの続き。
インジェクションセッティングで、
気持ち良い吹け上がりと、moreトルクを目指します‼
大型バイクの場合、市街地やツーリング走行ではアクセル捻っても、多くて20%~40%くらいと思います。
実は、最新のオートバイには、環境対策(排ガス規制)&燃費向上のため、常用アクセル開度域ほぼ全てに”O2センサー監視クローズドループ”システムが搭載されています。
これは、マフラーに付いているO2センサーで読み取った排気ガスの空燃比(薄い・濃い)をECU(コンピューター)へ信号として送り、ECUが自動補正(理論空燃比AFR14.7)するシステム。
自動調整・補正、素晴らしい機能ですね。
しかし、エンジン本来の力を感じる上では、理論空燃比では”薄い”(燃料足りない)んです‼
排気量の割には、力無く感じるのはこのため。
そして、この領域を外れるような、スロットル操作”ガバっと”アクセル捻ると、バイクは走るがパワーの繋がりが悪い・・・これもしかり。
下のグラフ参照ください‼
アクセル開度 40%~10%
セッティング前の空燃比(グラフ下段)では、エンジン回転数5000rpmまでが”クローズドループ域”
O2センサーからの情報をもとにECUが理論空燃比に近づく様に制御しています‼
ひとたび5000rpm以上の回転になると、グッと空燃比はパワー空燃比側へ移行していますね。
クローズドループ域のセッティングは、O2センサーの機能を止めて進めます‼
機能を止めずに、サブコン等で補正値を入力しても、ECUの自動調整で戻されてしまい効果がありません。
アクセル開度 20%セッティング
調整前:赤ライン 調整後:青ライン
O2センサーの機能を止めて、インジェクションセッティング。
クローズドループ域もシッカリと燃調を整えて、パワー・トルクを手に入れました‼
上のグラフを計測時間軸に変更して見てみると・・・
速度の乗り(加速)が確認できます。
計測開始10秒後には、109km/hだった速度が116km/hまでアップ。
同じギアで計測していますので、よりエンジン回転数が回っている‼
エンジンの吹け上がりが早くなり(エンジンの燃焼が良くなり)、
加速力アップです‼
愛車とのライディングをお楽しみください。
ご依頼ありがとうございました。
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