XR250 腰上からの異音O/H その2

こんにちは。増岡です。


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XR250（MD30）　
　　腰上からの異音O/H　その2　‼

ピストン・シリンダー点検

”オーバーホールで部品を再使用可能か？”の判断は、見た目では判断付けられない事が多くあります。
ですから、”計測/測定”して数値化し判断する‼
メーカーのサービスマニュアルにも、基準値・限度値が表記されていますので、一つの判断材料として活用できます。

しかし、場合によっては、見た目で（触って）判断する事も・・・（経験則から）
最終的には、計測と経験をミックスしての判断が求められます。



ピストン
まずは、堆積しているカーボンを除去・洗浄です。
リング溝や各部のチェックをおこない、異常が無ければ～
ピストンの寸法を計測
ピストン再使用OKです～
今回は、
”ピストンリング”の交換でご対応。


シリンダー
シリンダー内筒上部スキッシュエリア部分（ピストンTOPリングまでのエリア）にもカーボンは堆積します。
こちらも、カーボン除去から‼

続けて、ホーニング目の中に入っている油分や汚れも、キッチリ洗浄・脱脂します。
シリンダーの状態を知る上で、洗浄・脱脂は重要です‼　


軽く縦スジが見られますね。
しかし、ホーニング目はまだシッカリ残っています。


シリンダーボア計測
内径・内筒度・円筒度ともに範囲内ですが、若干広め。
お客様とご相談の上、今回はこのまま使用する事に決定‼



XR250は、シリンダー左前から”ヘッドガスケット抜け”する事もありますので、シリンダーの再使用を判断する場合、注意が必要です。



作業は続きます。




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