セローファイナル 燃料セッティング その3
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こんにちは。増岡です。
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2020 セロー250ファイナル(DG31J)
DYNOJET PCFCで燃料セッティング その3‼
以前の記事はコチラ⇩⇩⇩
・セローファイナル 燃料セッティング その1
・セローファイナル 燃料セッティング その2
「SEROW250 セロー250FI」
インジェクションンセッティングの続き。
アクセルの低中開度セッティングに進みます~
「O2センサーフィードバック」
昨今のオートバイには、マフラーにO2センサーが装備されており、排気ガス中の”空燃比”を監視して微調整をする機能があります。
これが、「O2センサーフィードバック」
一般ライダーさんが街乗りで使用する、アクセル開度とエンジン回転数の領域で、機能が働く様にECU側に設定されています‼
その領域はバイクによって異なりますが、
大体アクセル低中開度・エンジン回転数は全体の半分くらいまでをカバー。
ただし、この機能はパワー・トルクを感じる”空燃比”からはかけ離れております‼
インジェクションセッティングでは、施工前後の違いを感じていただく為にも、「O2センサーフィードバック領域」をコントロールする事が重要なんです~
セッティング前、アクセル低中開度
セロー250FIの場合、アクセル開度50%付近まで&エンジン回転数6500rpmまでの領域が全てO2センサー監視の領域ですね。
これ、かなり広範囲をカバーされていますね‼
グラフ下段の空燃比ラインは、燃調薄っすい‼
*燃費・排ガスはクリーンですが・・・
トルクは細くなるし、ガソリンによる冷却が少なくエンジン熱上がり、ヒートにも繋がってしまいます*
セッティング後、アクセル低中開度
セッティング前のグラフでは若干波打っていましたが、セッティング後のパワー・トルクカーブ(グラフ上段)は綺麗な弧を描く様に上昇しています。
パワー・トルクの数値もアップ‼
ピークパワー(アクセル全開)の数値だけアップしても、実際そこまで到達するためには下の回転を使いますし、多用する領域の改善は、楽しくなる事間違いなしです‼
アクセル低中開度、3000rpm~6000rpmの常用域が大幅にアップしています。
アクセル開度 40%加速テスト
調整前:赤ライン 調整後:青ライン
調整前後の加速テストを見てみると、エンジン吹け切るまでの時間に”1.4秒”も早くなっています‼
加速力アップ
単気筒バイクの美味しい所、低中速のパワー・トルクアップは走りを変えてくれます‼
この度は、ご依頼ありがとうございました。
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