こんにちは。増岡です。
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XR250R 腰上オーバーホール その2:分解・点検 ‼
XR250R エンジン腰上オーバーホール分解点検の続き。
シリンダーヘッドを取り外して燃焼室側を見ると、
何やら全体的に湿った感じ(オイル含んでる)です~
ピストントップも同じ感じ。
???
ピストン上部の外側にはカーボンが付着していませんね。
ピストンを点検すると、理由が判明‼ ピストン側面にオイルの焼けた跡が見られますが、オイルリング(上から3段目)の下から・・・
”オイル上がり”しています。
ピストンリングで密封・欠き落とせなかったオイルが、ピストン上部に上がるので、ピストン上部外側にはカーボン付着しづらくなる。
状態良いと、こんな感じ‼
オイル上がりの原因は、シリンダー内壁に起きてしまった「サビ」でした。
長期間不動だったりすると、内壁に付着していたオイルは落ち、さらに寒暖差による湿気により内壁がサビる。その状態で久しぶりにエンジン始動し回すと、ピストンリングがサビを欠き落とします。しかし、サビ痕には凹みが残ります。そうなってしまうと、サビによって出来た凹みにオイルが保持され、リングでは欠き落とせず、ピストン上部へまわりオイルも燃焼してしまうのです‼
シリンダーが生産終了の今、新品シリンダーは手に入りません。
サビ凹み痕が消えるくらいの、シリンダーボーリング(内径拡大)で復活を目指します。
作業は続きます。
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