GROM（JC61)タケガワ144ボアアップ④

こんばんは。大介です。

本日は、
GROM（JC61）タケガワ144ccボアアップ　④
　　　　　＆
　　　軽二輪登録
のお話しをしたいと思います。

前回までのお話しは
GROM（JC61)タケガワ144ボアアップ①
　　　GROM（JC61)タケガワ144ボアアップ②

GROM（JC61)タケガワ144ボアアップ③

をご確認ください。
今回はボアアップキットを付けていきます。SPタケガワのe-Stage　ボアアップキット143ccです。
ノーマルピストン（右）とボアアップピストン（左）を比べるとこんな感じです。約20ccですが、このクラスだとかなり変わります。ピストンにはそんなにカーボンは付着していませんでした。
付けていきます。ノーマルシリンダ（右）とボアアップシリンダ（左）を比べるとこんな感じです。こちらも付けます。この車両は、1万キロ以上走っているのでガイドローラーも一回り減ってきています。新品（左）に交換します。


ガイドローラーのひどく減っている物は真ん中のチェーンが当たる部分が無くなるくらい減っている物もありますがこちらはまだ大丈夫でした。

ガイドローラーを装着したら

シリンダヘッドを装着するのですが、その前にシリンダヘッドを掃除します。1万キロにしてはカーボンが付いていました。バルブスプリングコンプレッサーを使用して、バルブを取ります。取り外すとこんな感じです。さ～綺麗にしましょう。溶剤等を使用して綺麗にしたら、お次はシートカットです。バルブシートカッターを使って、シートの損傷が無くなるまで切削します。まずはEX側。光明丹をつけて当たり面の確認。バルブの当たり幅も確認します。当たり幅が規定幅になったら
次はIN側。IN側もそこそこ荒れてますね。

まずは、損傷が無くなるまで切削します

当たり幅を確認して

規定幅になるよう研削します。

この繰り返しです。

規定幅になったら

コンパウンドを塗布して軽く摺り合わせを行います。シートカットも終了し、シリンダが綺麗になりました。
ちなみに、バルブはこんな感じです。右側が交換前、左が交換してシートカット後です。カーボンが付いて損傷しているバルブをそのまま使用してボアアップするのはもったいないと思いませんか。ボアアップする時には、この作業をするとしないとでは大分変わります。是非お勧めします。

バルブスプリングコンプレッサーを使用して、今度はバルブを取りつけます。シリンダ清掃とバルブシートカットが完了しました。

今日は少し長くなりましたがここまでです。

それでは失礼致します。