NSR250いろいろ②

早山です。

ここ数日組み上がったエンジンの調整をしていました。

ダイナモで慣らしをしながら今回のエンジンにあったセットに取り組んでいました。

私のテーマは街乗り！

エアーBOX付（箱に穴あけも厳禁）！

オイルポンプ付き！

キック付き！

壊れないエンジン！

と言う事は吸気系はノーマルになります。

その中でもやれることは沢山あります。キャブセットはDMRのクリップ段数が変えられるニードルでいきます。

一次圧縮を調整したおかげで負圧が大きくなり、沢山燃料を吸ってくれるようになりました。

ジェット類は大きく変わりません。エアーBOXも付いていますから・・・・・

慣らしを終えたのでヘッドをめくってチェック

リードバルブ外してクランク大端もチェック

問題なし！

組み直して～

全開でパワーチェックをします。71.2馬力、トルクが4.7です。

馬力は重要視していません。

いかに燃やすかがテーマになってきます。

馬力が出ていてもトルクが出ていないと良いエンジンとは言えないんです。

トルク×回転数が馬力になります。

トルクが出ていない場合でも回転数で稼げば馬力は出ます。

その場合、高回転仕様のエンジンになる為、トラブルを起こす可能性が高くなります。

逆にトルクが出ていれば回さなくても馬力はでます。

大切なのは有効圧縮です。慣性の力を利用してどれくらいシリンダーに燃料を入れられるか！

それを踏まえて２次圧縮を調整しています。

何をするかでエンジンの作り方は変わってきますね。

この様な事が出来るのが内燃機の楽しい所です！

街乗り仕様で高回転エンジンはNGワードです。

フライホイールの重さを変えたりとか・・・・

当然軽ければ良いという訳ではありません。

軽量フライホールよりSTDの方が良かったです。

エンジンで考える回ると言うのも高回転まで時間をかけて回るのも回るですし

一瞬で回るのも回るなんですよ・・・・
僕は時間をかけないで回る方が好きです。

DMRの商品を使っているのでフリクションの低減は徹底されています。

レブ特性が良くないので流速を落としました。
流速を落としたのでレブ特性が上がり（200回転)その結果72.2PSまで上がりました。

ポイントはトルク4.7でトルクを落としていない所です。

目的に合った部品を使う事も大切なことですね。

大体の事は出来たのでさらに何か出来る事が無いか考えたいと思います。

楽しい～

またアップしますね！