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こんばんは。大介です。
今日は、
NSR250R(MC28)
エンジン不調その4
をお知らせします。
前回の続きです。クランクケースを分割して クランクケース底を見ますと金属破片や
ゴムの破片らしき物が多数ありました。 ゴムらしき破片はビニールに入れて 避けておきました。後でお客様にお見せします。 この破片の正体を探れば不調の原因が わかりそうです。 破片はかなり大きいまであります。数も意外にあります。クランクシャフトも確認します。外見を確認すると金属片が当たった跡でしょうか。傷が出来ています。センターシールが抜けていたのも気になります。クランクシャフトを分解して確認します。更に分解します。 バラバラにしていきます。センターシール部分まで到達しました。何かおかしいです。センターシールが破損しています。下の画像は、ベアリングの画像です(参考)。ベアリングにセンターシールが内蔵されて いるのですが、上の画像にはセンターシールが破損してほぼ残っていません。 お客様にお話して確認したところ、数年前に劣化したエアクリーナがエンジン内に入ったようです。この時は特にエンジン内の掃除等はなさらなかったみたいです。 エンジン内にまわった劣化したエアクリーナの破片がクランクシャフトに入り、ベアリング内を周りベアリング保持器を破損させ、センターシールをも破損させた事が今回の不調の原因です。お客様にご説明し、今後も長く乗っていただけるよう エンジンをオーバーホールする事となりました。 なので、今後はエンジンオーバーホールを お載せする予定です。
今日はここまでです。
それでは失礼いたします。
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